読んだとこだけ

読んだ漫画の感想を貯め置きます。

今週の漫画ゴラク

漫画ゴラク

汚れや油じみに負けない豪快な絵柄の漫画が多数掲載されてるため、数ある漫画雑誌の中で最も鍋敷きに適している。

余談だが鍋ラーメンはインスタント麺を食う上で最も正しい食い方だと思う。

白竜

現実の社会情勢や出来事を元にしたテーマに対し、作者視点から物事を見通してるような洞察力のヤクザ白竜が暴力と犯罪を軸にシノギを増やし、道中で引っ掛けた女とセックスする漫画。

今のテーマはリニア建設で、今回はその辺前回の引きの種明かし。

総理と秘密裏に会談し事業進める男の右腕が実の父親にちょっと脅されたくらいで裏切るのは無理がある。

白竜の出番はなし。

 

ノブナガ先生

現代に織田信長が転生して教師やる漫画。大風呂敷とハッタリ展開に定評のある作者大和田だが、1話読み切りで話の起承転結を付けてるのはゴラクの中ではしっかりしてる。

基本的には現代っ子の家来が持て余すような問題に対しノブナガらしい解決策を提示するのがパターン。

今回はクリスマス回だが、特にノブナガらしさがないので、まあ特に言うこともなし。

ノブナガが戦国時代帰りたがったそぶりを見せたのは〜とか考察するような漫画でもないし。作者が終わらせたがったか。

 

酒のほそ道

飲んべえのおっさんである作者の分身が酒についてあれこれクダを巻く漫画。

キャラクターの語りがあまりに作者個人の意見だと透けて見えるのは読んでる側としては冷めるもので、特にグルメ漫画とかはキャラクターと作者自身を乖離させて語らせる難しい。ただこの漫画にあまりに作者自身の意見だと隠す気がなく、もうおっさんのコラムを読む感覚と変わらないのでその辺の漫画手法はどうでもいい。

今回は忘年会のセッティングの話。

話の内容もオチも大してないが、最後にキャラに軽く喋らせればまとまった感じになるのはコラム書くより随分簡単そう。システム構築のメリットはここだなー。

 

江田島のなんか

99%の荒唐無稽さを1%の真剣味で繫ぎ止めるのが宮下なんだけど、既に出がらしてるのか前に見たようなことをふざけてダラダラしてる。

特に無し。

 

ミナミの帝王

現代の金銭絡みの事件をベースにして色々する漫画。

(合法・非合法問わず)金稼ぎのシステムを紹介したのち、キャラの人間性で失敗する。主人公の銀ちゃんはシステム理解全1で背景に暴力がある上、絶対失敗しやいので勝ち確定です。

今回のテーマは臍帯血医療。

〆の回だったから、まあ特に言うことも無し。この漫画は 、話の面白さはキャラの失敗の様からみえる人間味にあるんだけど、今回は同時に2キャラ使ったツケかそのよ掘り下げがそうでもなかったかなー。